大学の総長室で女性職員にわいせつ行為をするなど、5人の女性に対する強制わいせつ罪に
問われた元東京福祉大学総長、中島恒雄被告(61)の判決公判が27日、東京地裁で開かれ
た。福崎伸一郎裁判長は「総長という圧倒的に優位な立場を誇示した上での犯行で、被害者の
尊厳を軽視した」として懲役2年10月(求刑懲役5年)の実刑を言い渡した。
福崎裁判長は「被害者は被告との地位の差から泣き寝入りを余儀なくされ、被害直後に退
職した者や立ち直れずにいる者もいる」などと、被害者の精神的苦痛が大きいことを指摘。加え
て、犯行後の中島被告の行動を「直ちに謝罪するどころか、被害者の上司を使って口封じをする
など組織を利用して犯行の隠蔽(いんぺい)を図った」と非難した。
判決によると、中島被告は平成17年5月〜19年5月、東京都豊島区の同大の総長室で女性
職員の胸を触るなど、5人の女性に計6件のわいせつ行為をした。
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